29. 今でも苦手なシチュエーション~床屋~

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髪の毛は誰でも定期的にカットしていると思いますが、私は一か月半くらいの周期で床屋に行きます。
実は最近まで床屋に行く時は少々緊張していました。

パニック障害患者の苦手な代表的な場所として、床屋や美容院などが挙げられていることは知っていましたが、私がそのことを実感したのは治療が終わりかけた頃でした。
というのもパニック障害を発症した頃は、興味本位というか遊び心というか家内が私の髪の毛を切っていたので床屋に行ってなかったのです。

そろそろ家内ではなく床屋に行こうとしていた時、ちょうど職場のそばに床屋が開店しました。
最近多いカットが15分くらいで1000円というお店です。このパターンのお店は初めてでしたが、試しに入ってみました。
切り始めて数分経ったあたりで目まいのような症状が出て、何だ?と思っていると、今度はあのパニック障害独特の変調が起き始めました。途中で中断してもらうか何度も躊躇しましたが、何分か我慢すれば終わるんだと自分に言い聞かせながら耐えました。

たまたまだったのかもしれないとも思ったのですが、次の機会でもやはり同じような状態になったので、自分が床屋や美容院を苦手とするという自覚をその時に持ったのです。

しかし髪を切ってもらうこと自体はストレスでもなんでもないし、椅子に固定されてはいるものの、電車や飛行機と違って閉じ込められているわけではありません。声をかければ解放されます。
決して「拘束されてコントロールできない」状態ではないと思います。しかも短時間で、終わる時間も明確です。
ですので今でもなぜ床屋が苦手になるのかがよく分からないままです。

例えば顔とかがかゆくても手を動かせないような「不自由さ」はありますが、同じ状態になる歯医者は問題なかったですし。。。

結局そのまま時間とともに慣れてきていて、深刻さはなくなってきましたが、まだ15分程度で終わる床屋しか行けない状態です(念のためツボ押しをしながらです。。。)。
いつか普通の床屋か美容院に行ってみようかと思っていますが、もう少し時間がかかりそうです。

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